東日本大震災をふり返りこれからの「防災・減災」と「共助」を考える
〜真に必要な被災者支援と共済事業の可能性〜

2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。

発生から10年という節目を迎え、防災・復興研究の第一人者で、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長/教授の室﨑益輝氏をお招きし、当協会・神津里季生理事長とこれからの「防災・減災」と「共助」をテーマに対談を開催しました。

それぞれの立場から被災地や被災者にどのように向き合ってきたのか。今の時代に必要とされる「共助」の力について改めて考えながら、私たちが進むべき未来について語っていただきました。

【対談者 略歴】


室﨑 益輝(むろさき・よしてる)

兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長/教授

1944年兵庫県生まれ。京都大学建築学科卒業。神戸大学教授、消防研究所理事長、関西学院大学教授などを経て、2017年より現職。日本火災学会会長、災害復興学会会長、地区防災計画学会会長、消防審議会会長、ひょうごボランタリープラザ所長、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、海外災害援助市民センター副代表などを歴任。建築学会論文賞、火災学会賞、防災功労者総理大臣表彰、神戸新聞平和賞、第70回日本放送文化賞などを受賞。著書に、「ビル火災」「地域計画と防火」「地震列島・日本の教訓」など。



神津 里季生(こうづ・りきお)

全労済協会理事長

東京都生まれ。1979年東京大学教養学部卒業。同年、新日本製鐵株式会社に入社。新日鐵労連会長、基幹労連中央執行委員長を経て、2013年連合事務局長、2015年10月から同会長、2017年より全労済協会理事長を兼務。