30代の働く地図

30代の働く地図



本書紹介


当協会では、2017年6月に東京大学社会科学研究所教授 玄田 有史 氏を主査に「これからの働き方研究会」を設置し、働くことにまつわる議論を1年間重ね、その研究成果として、2018年10月に書籍『30代の働く地図』を発刊しました。


本書は、職場で中核を担いつつも、転職や独立、副業や兼業を考えたり、家族や住居など、人生の重要な選択が集中する「働く30代」に焦点をあて、岐路に立つ世代に示唆を与える内容を目指して、専門家がさまざまな視点から執筆しました。この内容は、これから30代を迎える若い世代、また30代と向き合う管理職や人事担当者など、幅広い「働く」世代にお役立ていただけます。ぜひご覧ください。



本書の構成


序 『30代の働く地図』について-本書の目的
第1章 真の働き方改革とは-カギを握る多様性
第2章 わたしは正社員?-会社との新たなつきあい方
第3章 転職を選択する前に-知っておきたい現実
第4章 なぜ副業をするのか-自由と制約のあいだで
第5章 テイラーワーカーとは-働く柔軟性を問い直す
第6章 賃金と報酬の世界-働く動機の現在と未来
第7章 働く力を自分で高めるために-足りない何かを補う
第8章 健康に働き続けるには-法律は労働者を守る
第9章 変わりゆく夫婦の約束-家族の生活安定戦略
第10章 忙しい日々を乗り切る-相談相手という存在
第11章 良い職場をつくるのは誰?-労働組合の本当
結章 働き方の道標-本書からのメッセージ
あとがき


編者・執筆者紹介


東京大学社会科学研究所 教授 玄田有史〈編者〉
リクルートワークス研究所 主任研究員 大嶋寧子
東洋大学経済学部 准教授 川上淳之
東北大学大学院法学研究科 准教授 桑村裕美子
千葉大学大学院社会科学研究院 准教授 佐野晋平
労働政策研究・研修機構 研究員 高橋陽子
関東学院大学経済学部 講師 田中聡一郎
神戸大学大学院経済学研究科 准教授 勇上和史
一橋大学大学院経済学研究科 准教授 横山泉
リクルートワークス研究所 主任研究員 中村天江
中央大学大学院戦略経営研究科 教授 佐藤博樹
日本労働組合総連合会総合労働局 局長 村上陽子