壁を壊すケア 「気にかけあう街」をつくる

- 編者:井手英策
- サイズ:四六判・284頁
- 定価:本体1,900円+消費税
- 発刊:2021年10月
- 出版社:岩波書店
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本書紹介
当協会では、2020年1月に慶應義塾大学経済学部教授 井手英策 氏を主査に「Better Life 研究会」を設置し、「ケア(気にかける)」の考え方にもとづく地域づくりのあり方について議論を深めました。
このたび2021年10月に、その研究成果として、書籍『壁を壊すケア 「気にかけあう街」をつくる』を発刊しました。
本書では、子育て、教育、介護、障がい者福祉、貧困問題など、地域課題のさまざまな「壁」に直面しながらも、「ケアしあえる街」を取り戻そうと奮闘している実践家9名の方々に執筆していただいています。
ぜひご覧ください。
本書の構成
序 章 | 「気にかける」から始まる物語 ―言葉をほどき、現実をつむぎなおす |
第1章 | RE:care ―プラットフォーム化する地域密着型介護へ |
第2章 | 社会が若者を失うまえに ―校内居場所カフェの実践から |
第3章 | この社会の片隅に ―弁護士の仕事から見えてきたこと |
第4章 | 福祉行政における職員体制の機能とあり方 ―ソーシャルワークを実践するために |
第5章 | 重い障害のある人が生きる街 ―贈り合い、受け取り合う |
第6章 | 子育てスタート期の「ちょっと助けて」に手が出せる人を増やすケアの実践 |
第7章 | 一周遅れのトップランナー ―「さくらもと共生のまちづくり」の四〇年 |
第8章 | お互いさまの支えあいで心豊かに暮らせる地域社会を作る ―生活クラブ生協の実践 |
第9章 | 壁と共に去りぬ ―リアルとの同期に必要なこと |
終 章 | 壁を壊すケア ―ソーシャルワークを地域にひらく |
編者・執筆者紹介
慶應義塾大学経済学部 教授 | 井手英策〈編者〉 |
株式会社あおいけあ 代表取締役 | 加藤忠相 |
NPO法人パノラマ 代表理事理事長 | 石井正宏 |
弁護士 | 櫻井みぎわ |
東京都多摩児童相談所 児童福祉司 | 武井瑞枝 |
社会福祉法人訪問の家 理事長 | 名里晴美 |
認定NPO法人びーのびーの 事務局長 | 原 美紀 |
社会福祉法人青丘社 理事長 | 三浦知人 |
生活クラブ生活協同組合・神奈川 50周年記念事業推進室 室長 |
藤田ほのみ |
社会福祉法人愛川舜寿会 常務理事 | 馬場拓也 |